障害年金が不支給になった…審査請求・再審査請求で逆転できるのか?

障害年金が不支給になった…審査請求・再審査請求で逆転できるのか?

障害年金が不支給となった場合でも、審査請求・再審査請求で逆転の可能性があります。

審査のポイントや申立時の注意点、成功のために必要な準備について詳しく解説します。

なぜ障害年金が不支給になるのか?よくある理由とは

障害年金が不支給になる理由はさまざまですが、特に多いのが以下のケースです。

  • 障害の程度が認定基準に満たない

  • 初診日の証明ができない

  • 保険料納付要件を満たしていない

  • 診断書の記載内容に不備がある

  • 就労状況が「労働可能」と判断された

障害年金の審査では、「どれだけ困っているか」よりも「制度上の条件に合致しているか」が重視されます。

したがって、申請内容に少しでも不備があると、不支給という判断が下されることも少なくありません。

不支給決定後の対応手順:まず「審査請求」から始めよう

不支給通知を受け取った場合、**60日以内に「審査請求」**を行うことができます。

これは「社会保険審査官」に対して、不服申し立てをする制度です。

審査請求で認められない場合は、次の段階として「再審査請求」を「社会保険審査会」に対して行うことができます。

この2段階の審査制度により、申請者は公正な審査の機会を保障されています。

再審査請求で逆転する可能性は?過去の傾向と重要なポイント

再審査請求によって「支給決定」に変わるケースは一定数存在しますが、成功するためには以下の点が重要です。

  • 新たな証拠資料を添付すること(診断書の再提出など、後出しになることは原則NG)

    • 主治医による補足説明書

    • 就労状況報告書の詳細な記載(勤務制限・配慮内容等)

  • 初診日の証明に関する追加資料

    • 医療機関の紹介状やレセプト(診療報酬明細書)など

  • 日常生活の困難さを客観的に示す

    • 第三者による生活状況証明や、家族の陳述書など

再審査では、書類だけでなく「どうして支給されるべきか」を具体的に伝える説明が極めて重要です。

再審査でも認められない場合には、最終手段として「行政訴訟」を提起することもできます。

再審査請求を成功させるためのコツ

  • 主治医としっかり連携をとる

    • 初回提出の診断書に、あいまいな文言がある場合は、改めて事情を説明し、補足説明書をを添付する(診断書再提出は原則NG)

  • 就労実態を丁寧に説明する

    • 就労=不支給ではありません。支援付き就労や配慮された勤務内容は、逆に認定の材料になります。

  • 書類の表現は「できるか」ではなく「できないか」が重要

    • 障害年金の審査では、「○○ができるか」より「○○ができないか、どれだけ支障があるか」が重視されます。

社会保険労務士への相談がカギとなる理由

審査請求や再審査請求のプロセスは、専門用語も多く、制度に不慣れな人には難解です。

経験豊富な社会保険労務士に依頼することで、

  • 審査側が重視するポイントに沿った書類作成

  • 初診日・納付要件など技術的な論点の整理

  • 医師との調整や意見書作成のアドバイス

といった専門的な支援が受けられ、支給の可能性を高めることができます。

再請求・再提出のご相談やご依頼があった場合の弊社対応について

※※弊社は過去不支給になられた方の再チャレンジ(再請求・再提出)のご依頼はお引き受けしておりますが、

個人申請されている現在進行形(審査中)の途中からのサポートや無料相談はお引き受けしておりませんので

予めご了承願います。

まとめ

障害年金が不支給になっても、あきらめる必要はありません。

再審査請求という制度を活用し、新たな資料や丁寧な説明で「逆転」も可能です。

大切なのは、「なぜ不支給になったのか」を正しく理解し、的確な対応をすることです。

「どう動けばいいかわからない」「一人では不安」という方は、まずは障害年金に強い社会保険労務士にご相談ください。

再審査は、正しい準備が結果を変える力を持っています。

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