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【20代_男性_自閉症スペクトラム障害】障害基礎年金２級　遡及請求で初回300万円を受給したケース

相談者

男性（２０代）
傷病名：自閉症スペクトラム障害
決定した年金種類と等級：障害基礎年金２級
受給金額：年額：約780,000円
遡及請求額（初回振込）：約300万円

相談時の相談者様の状況

相談者は生まれつき自閉スペクトラム障害の傾向がありましたが、幼少期には目立った遅れがなく、成長は一見順調でした。

しかし、光や音への過敏さが徐々に顕在化し、同年代との交流がうまく取れず、小学校では高学年から不登校となりました。

信頼できる主治医とは意思疎通ができたものの、学校復帰には至らず、そのまま引きこもり生活へ。

中学校でも登校できず、家族以外との接触を極端に避け、昼夜逆転した生活が続きました。

高校へは進学しましたが、特定科目のみの通学にとどまり、些細な出来事が不安の引き金となりパニックに陥ることもありました。

年齢とともに聴覚過敏が悪化し、再び引きこもりに。

高校卒業後に自閉スペクトラム障害の診断を受け、投薬治療を開始しました。

就労継続支援B型事業所へも通所しましたが、過度な緊張や不眠により作業に集中できず、

継続も困難となりました。家事や金銭管理、予定の把握もできず、

生活全般に家族の支援が不可欠な状態です。

相談から請求までのサポート

ご本人が家族以外とのコミュニケーションを極度に苦手とされていたため、お母様と中心にやり取りを行いました。
お母様からは幼少期から現在までの詳細な状況を丁寧にヒアリングすることができ、それをもとに病歴・就労状況等申立書をスムーズに作成することができました。

また、主治医の先生もご本人の症状を深く理解してくださっており、20歳誕生日前後3ヶ月の受診の診断書が必要だったが、症状や状態が変わっていないことを診断書にきちんと記載してくださっていました。

診断書にも生活全般における困難や支援の必要性を的確に反映していただけました。

年金事務所や障害年金に詳しくない方では気付かない点をアドバイスできたかと思います。

結果

申請の結果、障害基礎年金2級が認定され、年間約78万900円の受給が決定しました。さらに、過去分についての遡及請求も認められ、初回振込額は約300万円となりました。

お母様からは「金額ももちろんありがたいが、それ以上に国や社会から支援を受けられたということに安心した」と大変喜ばれました。

今後のことの不安を少しでも安心に変えれたのではないでしょうか。

その他の発達障害での障害年金受給事例はこちら

お一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください

当センターを運営する姫路駅前社会保険労務士法人（前：さえきＨＲ社労士事務所）の佐伯和則と申します。

障害年金は、公的な制度であるにも関わらず認知度が低いため、本来であれば受け取る権利がある方でも、様々な理由により多くの方々が受給に至っていないのが現実です。当然ながら、手続きをしなければ受給できません。黙っていても誰かが教えてくれるものでもなく、結局は障害をお持ちの方々がご自身で行動を起こさなかればいけません。何とか障害年金の相談まで辿り着いたとしても、様々な申請書類の準備が高いハードルとして立ちはだかります。申請しないで何年も過ぎているため、カルテの確認ができなかったり・・・担当医師が変わってしまって、病院を移っていたり・・・病院自体がなくなってしまったり・・・。

このような理由から、申請に必要な書類を準備する事が出来ず、手続きすらできないという状況になり、障害年金の申請を諦めてしまっている方が多くいらっしゃいます。

「もっと早く、障害年金のことを知っていればよかった」

「専門家に相談すればよかった」

相談の現場で、最も耳にする言葉です。障害年金の申請で一番大事なことは、不安を感じたり、分からないことがあった時に、すぐに専門家に相談することです。

ひとりで悩みを抱えず、まずは当センターにお気軽にご相談ください。

当センターは全力であなたに寄り添います。個別無料相談を行っておりますので、是非一度ご連絡ください。