【30代_女性】双極性感情障害で、障害厚生年金2級を受給。
相談者
女性(30代)
傷病名:双極性感情障害
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
受給金額:年額約:1,115,000円
相談時の相談者様の状況
相談者は高校生の頃から精神的な負担を感じ、不眠や不安、希死念慮がありました。ですが高校卒業後は、勤労意欲がわき、一般的な労働時間を大幅に超え1日中働くようになり、睡眠時間が短くても疲労を感じることなく働いていました。通院することもなく社会的治癒しているとみなされる時期が長くあり落ち着いていました。
数年経ち症状が一変、不眠、感情のコントロールが難しく、コミュニケーションもうまく取れず、仕事を考えるだけで動悸や呼吸困難を感じ、ストレスの発散として買い物の浪費を繰り返すようになり受診。
通勤中には電車内でパニックを起こし呼吸困難になるなど、外出・公共交通機関の使用が困難な状況でした。家族の付き添いなしでは通院・買い物ともに外出できず、寝たきりに近い状態で人との関係は家族や極めて少数の知人に限られていました。更に、初診日から15年が経過しており、医療機関が廃業していたため「初診日特定」が大きな課題となりました。障害者手帳3級も取得済みで、日常生活・就労・社会参加すべてに著しい制限がある状況でした。
社労士による見解
まず、初診日の特定が難しいという大きなハードルがありました。お薬手帳を元に通院履歴をたどるなど初診日を推定する作業をするのですが
今回ご依頼者様は社会的治癒期間が長く就労も1日中されていました。
20歳前から症状は社会的治癒していた状態だったこと、厚生年金に入っていた就労時にいった病院が初診日であることを
病歴・就労状況等申立書に記し審査を受けることにしました。
医師の診断書にも就労できる期間が長くあったことも記されていました。
受任から申請までに行ったこと
申請書類の作成時には、病歴・就労状況等申立書を作成し、感情のコントロールが困難なこと、公共交通機関が使用できず家族の付き添いが必須であること、就労継続が著しく困難であることなど、日常生活能力の低下を具体的に記載しました。
医師への診断書依頼にあたっては、相談者の「現実の日常の困難」が医師に正しく伝わっておらず、医師が把握していない可能性を考慮。
相談者からの聞き取りを丁寧に行い、その内容を医師が理解しやすい形で書類に反映させるよう工夫しました。
特に、通勤中のパニック発作、呼吸困難、公共交通機関利用不能、ほぼ寝たきりの期間など、通常の診断枠だけでは伝わりにくい「社会的な制限・活動制限」を、文章として明確に表現しました。
このように、生活状況について詳しくヒアリングし、医師・申請書類双方に“相談者の実情”が伝わるように支援しました。
結果として、初診日特定の工夫、書類対応の適切な整理、そして生活状況の丁寧な記載という三本柱で、申請準備を進めました。
結果
その結果、双極性感情障害による障害厚生年金2級の認定が決定し、年間約1,115,000円の受給が確定しました。
これにより、相談者は長らく抱えていた「通勤・社会参加困難」「経済的不安」に対して、受給が確定したことで、安心感を得ることができたと思います。
専門家の着目点から20歳以降の初診日を主張したことで、障害基礎年金ではなく障害厚生年金で受給が決まりました。
自分では伝えきれなかった日常の困難を、ヒアリングして細部まで丁寧に書類を作成したことで、医師にも現実が伝わり、認定につながったことを大変喜んでいただけました。
今回のケースは、初診日が古い/医療機関が廃業しているという典型的なハードルがありましたが、社会的治癒期間に着目したこと、
症状が悪化してからの日常生活・社会参加の制限を丁寧に整理・説明することで、2級という高い等級での認定に成功した良い事例です。
障害年金申請にあたって「生活状況の具体的な記載」「医師との情報共有」「不確かな初診日の補完」という三点が重要であることが改めて確認できたケースとなりました。
お一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください
当センターを運営する姫路駅前社会保険労務士法人(前:さえきHR社労士事務所)の佐伯 和則と申します。
障害年金は、公的な制度であるにも関わらず認知度が低いため、本来であれば受け取る権利がある方でも、様々な理由により多くの方々が受給に至っていないのが現実です。当然ながら、手続きをしなければ受給できません。黙っていても誰かが教えてくれるものでもなく、結局は障害をお持ちの方々がご自身で行動を起こさなかればいけません。何とか障害年金の相談まで辿り着いたとしても、様々な申請書類の準備が高いハードルとして立ちはだかります。申請しないで何年も過ぎているため、カルテの確認ができなかったり・・・担当医師が変わってしまって、病院を移っていたり・・・病院自体がなくなってしまったり・・・。
このような理由から、申請に必要な書類を準備する事が出来ず、手続きすらできないという状況になり、障害年金の申請を諦めてしまっている方が多くいらっしゃいます。
「もっと早く、障害年金のことを知っていればよかった」
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相談の現場で、最も耳にする言葉です。障害年金の申請で一番大事なことは、不安を感じたり、分からないことがあった時に、すぐに専門家に相談することです。
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