うつ病で引きこもり・寝たきりの方へ:障害年金申請をご検討ください

うつ病で障害年金はもらえるのか うつ病で引きこもり・寝たきりの方へ

「毎日布団から出ることができない…」

「誰とも話したくない、何もする気力が起きない…」

「この先どうなってしまうのだろう…」

うつ病による引きこもりや寝たきりの状態は、ご本人にとって言葉では言い表せないほど辛く、厳しいものです。周りからは理解されにくい孤独感や、将来への深い絶望感に苛まれているかもしれません。

また、そのようなご家族を支える方も、「どう接すれば良いのか」「いつまでこの状況が続くのか」といった不安に加え、経済的な負担も日増しに大きくなり、心身ともに疲れ果ててしまうことも少なくありません。

社会から取り残されたような感覚、経済的な困窮が、さらに心を追い詰めてしまうこともあるでしょう。

でも、どうか諦めないでください。もし、あなたが、あるいはあなたの大切なご家族が、このような状況で苦しんでいるのなら、知ってほしい制度があります。それは、あなたやご家族の生活を支えるための公的な「障害年金」という制度です。

この記事では、うつ病で引きこもりや寝たきりの状態にある方や、そのご家族が利用できる可能性のある障害年金制度、そして「もっと早く知っていれば…」という方への「遡及請求」について、分かりやすくお伝えします。

「障害年金」という経済的支援をご存じですか?

「障害年金」と聞くと、身体の障害をイメージされる方が多いかもしれません。しかし、うつ病や統合失調症、双極性障害といった精神疾患も、障害年金の対象となります。

障害年金は、病気や怪我によって、日常生活や働くことが著しく困難になった場合に、国から支給される公的な年金の一つです。現役世代の方でも受け取ることができ、経済的な基盤を支え、治療に専念したり、少しでも安心して生活を送るための一助となります。

「うつ病で引きこもり・寝たきり」という状態は、障害年金の支給対象となる可能性があります。

障害年金の審査では、主に以下のような点が考慮されます。

  • 日常生活がどれだけ困難か(食事の準備や摂取、入浴、着替え、身の回りの整理整頓、金銭管理、通院、外出などが一人でできるか)
  • 働くことがどれだけ困難か(集中力、持続力、コミュニケーション能力など)
  • 通院や服薬の状況

「自分(家族)の状態でも、もしかしたら対象になるかもしれない」と感じたら、それは大切な一歩です。

 もし、過去に遡って年金を受け取れるとしたら?「遡及請求」という可能性

「障害年金制度のことを、もっと早く知っていたら…」

「何年も前から辛い状態が続いていたのに、申請する気力も知識もなかった…」

このように感じている方もいらっしゃるかもしれません。もし、障害年金の申請が遅れてしまった場合でも、諦めるのはまだ早いかもしれません。「遡及請求(そきゅうせいきゅう)」という制度を利用すれば、過去の分の年金をまとめて受け取れる可能性があるのです。

遡及請求が認められれば、最大で過去5年分の障害年金が一括で支給されることがあります。ただし、遡及請求を行うには、障害認定日時点(初診日から1年6ヶ月経過した日)と請求時点の両方の診断書が必要になるなど、通常の請求よりも準備する書類が増え、手続きが複雑になる傾向があります。また、遡れるのは障害認定日までであり、ご自身が希望する時点まで遡れるわけではありません。

 

うつ病で長期間引きこもりや寝たきりの状態が続いていた場合、初めて医師の診察を受けた日(初診日)からかなりの時間が経過しているケースも少なくありません。このような場合、遡及請求の対象となる可能性が十分に考えられます。

まとまった一時金が支給されれば、これまでの経済的な負担を軽減したり、今後の治療費や生活費に充てたりと、生活を立て直すための大きな支えとなります。

>>障害年金の遡及請求とは?受給のポイントと注意点を詳しく解説

うつ病で引きこもり・寝たきりの方が障害年金を考える際のポイント

障害年金を申請する際には、いくつか重要なポイントがあります。

  • 初診日の証明が最も重要です 障害年金の申請では、「うつ病の症状で、初めて医師の診療を受けた日(初診日)」を証明することが不可欠です。初診日が特定できないと、申請手続きを進めることができません。カルテが破棄されていたり、病院を転々としていて記憶が曖昧だったりする場合、初診日の証明が難しくなることもあります。
  • 日常生活の状況を具体的に伝えることが大切です 医師に診断書を依頼する際や、「病歴・就労状況等申立書」という書類を作成する際には、引きこもりや寝たきりの状態によって、日常生活のどのようなことに、どれくらい支障が出ているのかを具体的に伝える必要があります。例えば、「食事が一人で準備できない」「一日中布団から出られない」「人と全く会話できない」など、詳細な情報が審査では重要になります。

これらのポイントで「どうしたら良いか分からない」「自分たちだけでは難しそう」と感じたら、専門家の力を借りることを考えてみてください。

専門家(社会保険労務士)への相談も考えてみませんか?

障害年金の申請手続き、特に遡及請求は、書類の準備や記述内容が複雑で、専門的な知識が求められる場面も少なくありません。ご本人やご家族だけで全てを行うには、精神的にも時間的にも大きな負担となることがあります。

そのような時、頼りになるのが障害年金申請の専門家である「社会保険労務士(社労士)」です。

社労士に相談・依頼するメリットには、以下のようなものがあります。

  • 複雑な書類作成の代行や的確なアドバイス
  • 初診日証明のサポート(困難なケースでも粘り強く対応)
  • 日常生活の状況を効果的に伝えるための「病歴・就労状況等申立書」の作成サポート
  • 医師への診断書依頼に関する助言
  • 認定の可能性を高めるための専門的なノウハウの提供
  • 手続きの大部分を任せることによる精神的な負担の軽減
  • 特に難易度の高い遡及請求の成功率を高めるためのサポート

「専門家に頼むと費用がかかるのでは…」と心配されるかもしれませんが、当事務所では、無料相談を実施しています。まずは、ご自身の状況を話し、どのようなサポートが受けられるのか、費用はどのくらいかかるのかなどを確認してみることから始めてみてください。

うつ病での障害年金受給事例

【うつ病で障害基礎年金2級】5年分の遡及請求も認められたケース(クリック)

相談者

性別:女性

年齢層:50代

職業:障害者雇用を休職中

傷病名:うつ病

決定した年金の種類と等級:障害基礎年金2級

年間受給額:81万6000円

5年の遡及請求も認められ初回年金支払い約430万円

相談時の状況

相談者は平成16年から体調が優れず、不眠や動悸、嘔吐、パニック症状に悩まされていました。特に離婚問題が大きなストレスとなり、酷い頭痛や強い倦怠感、体が動かない状態が続き、人と会うことも避けるようになりました。経済的な不安や家族への負担を減らしたいとの思いから、障害年金の申請を決意し、年金事務所に相談されました。しかし、多くの書類を渡され不安になり、主治医に相談されたそうです。主治医は、数ある社労士の中から弊事務所を紹介していただき、相談に来られました。

相談から請求までのサポート

申請を進める中で、必要書類の返戻があり、提出していた病歴・就労状況等申立書に加えて、更に詳細を記入しなければならない「日常生活及び就労に関する状況について」の書類を求められる事態が発生しました。相談者は外出も困難な状態であったため、当事務所ができる限りやり取りの負担を軽減するよう配慮し、医療機関との連絡や書類の取得、提出までをサポートしました。また、診断書の内容確認や修正依頼を行い、審査機関に相談者の実情が正確に伝わるよう細心の注意を払いました。

結果

結果として、障害基礎年金2級が無事認定され、年間81万6000円の受給、そして5年の遡及請求も認められ初回年金支払い約430万円が決定しました。返戻があったため、予定していた結果報告が遅れ、相談者は一時的に不安を感じていたものの、最終的に受給が決まったことで非常に感謝の言葉をいただきました。現在は経済的な安心を得て、少しずつ治療に専念できる環境を整えられています。

>>うつ病での障害年金受給事例一覧

初回のご相談は無料です

うつ病による引きこもりや寝たきりの日々は、暗いトンネルの中にいるように感じられるかもしれません。しかし、経済的な不安が少しでも和らぐことで、治療に専念できたり、ほんの少しでも心を休められたり、次の一歩を踏み出すためのエネルギーが生まれることもあります。

障害年金や遡及請求の制度は、そのための大切な支えとなる可能性を秘めています。

「どうせ無理だろう」と諦めてしまう前に、

「自分(家族)も対象になるかもしれない」

「話だけでも聞いてみよう」

そう思っていただけたら幸いです。

あなたやご家族だけで抱え込まず、まずは信頼できる情報源を探し、専門家に相談することから始めてみませんか。その一歩が、明日への希望に繋がることを心から願っています。

当事務所では、ご病気により外出が難しい方の要望に応えるために、出張相談やオンライン面談も実施しております。また、LINEでやりとりを行うことも可能です。

当事務所には女性スタッフも在籍しており、お客様のプライバシーと快適さを第一に考えたサービスを提供しています。

初回の相談は無料です。ぜひ一度お電話ください。

 

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